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コミュニケーションのサプリメント

コミュニケーションスキルにおけるチャンクとは


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相手の会話の中から、コミュニケーションによる「問いかけ」をする。

 

部下がどのような仕事ぶりを進めているのか?

 

今ひとつ状況的に見えない時に使えるコミュニケーションスキルです。

 

自分の中で小さな構図になるまで質問を投げかけ、具体化していく手法。

 

 

positive-think.hatenablog.com

 

 


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チャンク=かたまり

チャンクとは簡単に言うと、塊のことです。

 

大きな塊のままではコミュニケーションしづらい部分があります。

 

チャンクダウンとは、大きなチャンクをほぐして小さなチャンクに細分化していくことを言います。

 

人間は、自分の過去の経験を一つのチャンク「塊」にして体験談としてストックする傾向があります。

 

 

ケーススタディ

「この前の仕事をうまくいった?」

と聞いた時、いきなり、具体的に

「あれとあれがうまくいった!」

と具体的に話し始める人はあまりいません。

「とりあえず、まあまあうまくいった!」

とか、

「あんまりうまくいかなかった!」

とか、その経験談を代表する一つの大きな言葉で答えます。

 

相手との関係に安心感が少なければ少ないほどこの傾向は強まります。

これがいわゆる表面的な対応です。

 

 

必要なスキル

ここで相手の具体的でない抽象的な答えに対して、「そうですか。」

と一言で終わってしまったり、

「この前の仕事を、難しかったよね。」

と抽象的な話し始めたのでは、相手のチャンクの中身を知ることはできません。

 

ここで必要なスキルがチャンクダウン。

つまり塊をほぐすというスキルです。

 

相手の言葉の塊を具体的な言葉に細分化していくのです。

 

「うまくいかなかったって、具体的にどんなことがあったの教えてよ!」

「商談の準備の資料に不足があって、出直す羽目になったんだよ!」

「それは大変だったね。何が不足していたの?」

「あの資料とこの資料がね・・・・」

 

相手の大きく固まった言葉を受けて、それをほぐす。

 

また塊を見つけて、それをほぐす。

 

相手の話を、自分の中でどんどんに塊(チャンク)に置き換えます。

 

その大きな塊に次々に質問を投げかけて小さくします。

 

このプロセスをコミュニケーションの会話の中で行います。

 

「まだここがはっきりしてないな!」という部分を質問にして返していく。

 

これを繰り返すことで、相手の大きな塊の中身を詳細に知ることができます。

 

また相手はとても深く話を聞いてくれた感じを受けます。

 

 

先輩上司としてのコミュニケーションスキル

「あの商談、どうなってる?」

という質問に対して、

「あんまりうまくいっていないんです。」

という答えを後輩部下がしてきた時に、

「うまくいってない、じゃないだろ!」

「何がダメなんだ!」

と詰問してしまったのでは、うまくいっていないことの中身を知ることは到底できません。

 

質問に後輩部下は大きなチャンクで返す。

 

そのチャンクをどうするのか。

 

それは先輩上司としてのあなたの役割です。

 

「大きなチャンクで帰ってくる。」

 

そう最初から認識していれば声を荒らげ詰問することもなくなります。

 

 

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