相手から物事を引き出すスキル
広告
スポンサーリンク
相手にたくさん物事を話させ、いろんなことを引き出したいのに、自分の方が一方的に会話をしてしまう。
こんな悩みを持っている管理職や上司が多いと思います。
そこで相手から物事や会話を引き出すコーチング術の方法です。
質問をして、答えを受け取ったことを相手に伝える
コーチングにおける定義で「引き出す」ことは、
自身もまだ自分の中に眠っている才能や資質に気づいていない情報を引き出して、新しい行動を起こす為の知識に変えていくこと
です。
あなたの部下やお客様は、仕事をうまくいかせるための十分な知識や情報を自分の中に持っているかもしれません。
しかし、誰かが引き出さなければ永遠に口にされることのない思いや考え、意見が秘められているかもしれません。
誰かが真剣に引き出してくれるだけで、その人の行動や発言はずっと豊かなものになるでしょう。
では、具体的にどうするのか。
徐々に相手の心の扉を開ける
人間と人間が対話すれば、たとえそれが親子であったとしても、ある程度の人間性摩擦が生じます。
人は基本的に自分以外の人間に対して防衛を働かせているからです。
相手から何かを引き出すための第一歩は、
「相手が閉ざしている扉を少しずつ開けること」
です。
そして、扉を開けるためには日常から、一言を大切にする必要があります。
「おはよう」、「ありがとう」、「お疲れ様」
そんな当たり前の一言にどれだけの気持ちを込められるかで扉の開き具合は変化します。
向かい合ってから、固く閉ざされた扉に手をかけるのでは遅すぎるのです。
返答の技術
相手から物事や意見を引き出すために質問をします。
そして、その一つの質問に対して答えを受け取ったら、きちんと受け取ったことを相手に伝えます。
「そうなんだ!」、「そう思ってたんだね!」
そしてここからの技術です。
それから更に相手を自由にする一言が必要です。
「それから」、「もっと聞かせて」
話の詳細分に関心があれば、さらに質問をします。
そして、また
- 受け取る
- 受け取ったことを伝える
- 促す
- 質問する
この過程が繰り返されることによって、相手は引き出されたという実感を持ちます。
まとめ
目の前の人の能力や気持ち、考えを引き出してみよう!
そう思った瞬間にあなたはその人にとって最大のコーチとなれるのです。
通りがかりの、日常の何気ないひと言に意識を向けて、大切にしてください。